曽根 「酒菜 岡崎」にて

 阪急曽根駅には、関西では名の知れた名店が多かった。今は高架になってしまったが、以前は東口に最後まで残っていた「パルナス」の曽根店があり、西口にはかつて一大勢力を誇ったという餃子の「かっぱ天国」があった。今は神戸の本店もなく、岡町駅から東に大分と歩いた夕陽丘に支店が残るのみである。

 その曽根に14年前に表題の「酒菜 岡崎」が開店した。阪神電鉄千船駅近くの「大旺寿司」の支店というか、お兄さんが経営している「大旺寿司 曽根店」の職人さんだった岡崎さんがこの地で独立したものである。

 寿司屋さんの職人さんは修業がしっかりしている。出汁巻を作ってもらえばその腕前は一目瞭然である。肴に煮炊きものを中心に和食の世界。もちろん寿司だって握ってもらえる。年季の入った散髪屋さんの脇を路地風に入ってゆくと突き当りに玄関。入って右がカウンターで、左には座敷卓が二つ。

 魚だけではなく、オリジナルの37度の甕焼酎を飲みに通う人も多いとか。小生はこの日10年ぶりくらいに飲みに出た。

 お造り、出汁巻、若竹煮、手作り豆腐、モズク酢、豚の角煮、蕗の炊いたんをつつきながらビールと日本酒を飲み進めた。

 世の中、相変わらず「加計・森友」と米朝会談。中共チベットウイグル南沙諸島で繰り広げている悪行の数々を詳細に報道すればよいものを、と思いながら飲む。

 きっとAIを駆使して思想チェックをしている輩もいるのだろう。ご苦労様である。

因みに、キリンクラッシックラガー 中瓶でした。