梅田 大澤 にて

 小生、チェーン店は基本的に行かない。また、商業施設とか地下街とか、家賃で苦しめられている店にも、基本的には行かない、高くて量が少なくて…。結局、営業時間だの消毒だのフェアーだのに縛りを掛けられて、儲かるのはディベロッパーとその親企業だけ。お金を捨てに行くような気がするからだ。空中庭園の花壇より、路地裏の、狭い道と家の間に申し訳なさそうにプランターから顔を出している花の方が好きだというのに似ている。

 しかし、大阪である。梅田の地下にも、頑張っている店がある。大澤もさの一つだ。店を入って左にカウンター。右手から奥にはテーブル席が配置されているが、基本的には大衆酒場。いろいろあります、通好みな肴が。この日も、鰹に鮪に、豆腐に焼き物と頼んで飲み進めた。10時まで注文を取ってくれるが、11時には閉店する。これは、地下街の悲しい所である。まあ、終電に間に合う健全な飲み方ができる、という風に肯定的に捉えよう。

 常連さんが平日にも土日にもたくさん入っている。若い人と飲んだため、いつもより本数が進んだ。結局2時間でビール6本。それにお酒も頂いた。きっちり、日付が変わってた。世の中、北鮮と米国の会談だの、尖閣ウイグルの問題よりも、加計学園だの森友文書だのと難癖をつけて、憲法改正を阻止したいのが見え見えな少数野党とマスコミの嫌きちが続いているが、しみじみ気の毒である。それに引き替え、気楽な自分である。

 因みに、キリンクラッシックラガー大瓶でした。